「外国籍等の児童・生徒のための日本語支援サポーター養成講座」(2/5・18)開催報告


2021年度「外国籍等の児童・生徒のための日本語支援サポーター養成講座」概要

【開催日】2022年2月5日・18日 13:30~16:30 ひかりプラザ)

【内容】
◆1日目(2月5日):国分寺市の取り組み  
 ① 学校指導課 指導主事の野村さん
 ② 人権平和課 職員の長谷川さん
 ③ 恋ヶ窪公民館 職員の吉田さん
 ④ 国分寺市国際協会/国分寺市国際協会交流支援部会の梶原部会長

 ◇講義「外国につながる子どもたちの「ことばの力」を伸ばすための支えづくり」
  講師:南浦涼介さん(東京学芸大学教育学部准教授)

◆2日目(2月18日)
 ◇講義「在留資格の基礎知識 ~外国につながる子どもたちの在留資格と進路を中心に~」
  講師:岩崎裕子さん(行政書士)
 ◇講義「外国につながる子どもたちの「学びの力」を伸ばすための支えづくり」
  講師:南浦涼介さん(東京学芸大学教育学部准教授 )

 2月5日、18日にサポーター養成講座がオンラインで開催されました。

 

 1日目前半は、国分寺市における外国ルーツの子どもたちの現状を、行政、こいがくぼ国際教室、KIAのサポーター、それぞれの立場でお話しました。特に、日本語指導員、サポーター、国際教室スタッフの違いが分かったという感想もあり、サポートすることへの理解が得られたと思いました。

 

 1日目と2日目の後半は、学芸大学教育学部准教授の南浦涼介先生による講義でしたが、「外国につながる子どもたちの『ことばの力』を伸ばすための支えづくり」「外国につながる子どもたちの『学びの力』を伸ばすための支えづくり」と題し、言葉の力とは何なのか、学ぶとは何なのか、学びの方法にはどのような方法があるのか、など分かりやすく熱くお話しいただきました。「『ことばにしたい気持ちを大切に、そこにことばをのせてあげる』というやり方は大変参考になりました」と感想がありました。

 

 2日目前半は、サポーターには直接関係することはなくても、外国ルーツの子どもたちの背後にある「在留資格」について、行政書士の岩崎裕子さんにお話しいただきました。初めて知ることも多く、興味深いものでした。家族滞在の子どもにとって高校卒業が需要であることを改めて知りました。

 

 コロナの影響で急遽オンラインとなり、勝手がわからずバタバタしましたが、受講者の皆さんの熱心さに支えられて無事終えることができました。

 

 受講者の、日本語サポーターやこいがくぼ国際教室スタッフへの参加希望お待ちしています。