外国籍等の児童・生徒の日本語支援サポーター養成講座がおわって

 令和5年12月13日(水)・19日(火)入門編、令和6年1月12日(金)・23日(火)実戦編の全4回、東京学芸大学の講師をお招きして、日本語支援サポーター養成講座が行われました。申し込みもすぐに満席となり、24名の方が受講されました。

 

 第1回目の前半では「国分寺市の外国ルーツの子どもの支援制度」について、国分寺市の学校指導課、人権平和課、恋ヶ窪公民館、KIAから説明が、後半は、「外国ルーツの子どものサポート基礎知識」について谷啓子特任准教授よりお話がありました。第2回目は「言語とアイデンティティ」について米本和弘准教授より、第3回目は「教科学習への参加のためのことばのサポート」について齋藤ひろみ教授より、そして最終回は「子どもたちの日本語の力の捉え方―学習の評価の方法とその利用―」について齋藤教授と米本准教授より講義頂きました。

 

 正直なところ、題目をみて、レベルが高くて理解できるのだろうかと少し不安がありましたが、各回、とてもわかりやすく、興味深い内容の講義でしたので、どんどん引き込まれて、毎回あっという間の3時間でした。ロールプレイングやグループワークもたくさん盛り込まれており、子供達の状況を少しではありますが、体験できた様な気がしました。参加者の方々もグループワークで積極的に意見が交わされており、発表においても各グループで色々なとらえ方があり、大変勉強になりました。

 

 今回受講された方にも、日本語学習の現状、日本語を教える学びを知るとともに驚きや、発見があり、大変有意義でしたという感想を頂きました。また、うれしい事に受講後、すぐに私達のボランティア活動に参加くださった方もいらっしゃいました。

 

 もし、ボランティアにご興味あるけど迷っている方がいらっしゃいましたら、是非、次回の養成講座の受講をお勧めいたします。これから、外国ルーツの子ども達が増えてくると思われますので、私達と共にボランティアに参加して子ども達の居場所づくりにご協力頂けたら幸いです。

 

交流支援部会 こいがくぼ国際教室スタッフ