2024年11月7日(木)、19日(火)、12月10日(火)、2025年1月7日(火)の全4回、日本語支援サポーター養成講座が行われました。これから外国ルーツの子どもの日本語支援に関わろうとしている方、国際協会日本語支援サポーター、こいがくぼ国際教室スタッフなど、約29名が受講しました。
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1日目は国分寺市・KIAより「国分寺市の外国ルーツの子どもの支援制度」、恋ヶ窪公民館・国際教室スタッフより「こいがくぼ国際教室」について説明があり、その後NPO法人CINGAで外国人支援を行っている新居みどりさんより「外国ルーツの子どものサポート―ボランティアができること―」についてお話がありました。
2~4日目は東京学芸大学の先生方をお招きして、子どもたちへの具体的な日本語支援について、グループワークを交えた講義をいただきました。内容は、「外国ルーツの子どもたちのサポートに必要な基礎知識」(原瑞穂先生、小西円先生)、「世界を広げることばの学習―ことばと表現の教え方の工夫―」(小西円先生、齋藤ひろみ先生)、「関係を広げる言語活動―グループでの言語活動の工夫―」(米本和弘先生、谷啓子先生)でした。
講座を通じて、外国ルーツの子どもたちの多様な背景に思いを巡らせて、どんな支援ができるかを考える時間が多くありました。「日本語のどの点を難しく感じるか、子どもの視点に立って考えられているか」「その子にとって意味のある文脈で語彙や表現を広げられているか(その子の関心や生活・学習と結び付いているか)」「一方向でなく、双方向の活動になっているか(子ども同士でつながりをつくる機会はあるか)」など、支援の際に少し意識するだけでも大きく変わる、大事なポイントをたくさん教えていただきました。
また、実際の支援の場では「これでいいのかな」と思うことが多くありますが、先生方から「どうするのが正しいというのはなく、子どもの状況に応じて支援の方法を考えていくことが大切」との言葉があり、励みになりました。グループワークでは、年代も立場もさまざまな方(海外で子育て経験のある方、現役会社員の方、リタイアした方、元教員の方、ご自身が外国ルーツの方など)とアイデアを出し合う体験をし、いろいろな方と知恵を出し合えるのは心強く、これこそボランティアの力だなと実感することができました。
こいがくぼ国際教室のボランティアも、学生、留学生、社会人など、年代も立場もさまざまです。外国ルーツの子どもたちが、家庭でも学校でもない場所で、同じ境遇の子と安心して自分を出せる地域の居場所となるように、皆さんと一緒に活動できたらと思います。