国分寺市国際協会では市と連携して、外国にルーツのある子どもたちのサポート活動をしています。日本語が不十分で授業が分からない、友だちと思うようにコミュニケーションが取れないなど、悩みを抱える外国ルーツの子どもたちの力になりませんか。
本講座では、日本で生活する外国ルーツの子どもたちに、日本語支援サポーターやこいがくぼ国際教室のスタッフとして、日本語や学習のサポートをする際に必要な基本的な知識を学びます。皆さま、ぜひご参加ください。
◆日時 11月7日(木)・19日(火)、12月10日(火)、2025年1月7日(火)
午後1時30分~4時30分
◆会場 ひかりプラザ
◆対象 外国ルーツの子どものサポートをしてみたい方、関心がある方
◆講師 新居 みどりさん(NPO法人 CINGAコーディネーター)
齋藤 ひろみさん(東京学芸大学教授)
小西 円さん(東京学芸大学准教授)
原 瑞穂さん(東京学芸大学准教授)
米本 和弘さん(東京学芸大学准教授)
谷 啓子さん(東京大学特任准教授)
※講師プロフィールはページ下部で紹介しています
◆内容
日時 | テーマ | ||
11月7日(木)
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前半 |
「国分寺市の外国ルーツの子どもの支援制度について」 ・学校指導課 ・人権平和課 ・恋ヶ窪公民館 ・国分寺市国際協会 |
基礎編
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後半 |
「外国ルーツの子どもたちのサポート ーボランティアができることー」 講師:新居 みどりさん(NPO法人CINGA) |
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11月19日(火) |
「外国ルーツの子どもたちのサポートに必要な基礎知識」 講師:原瑞穂さん、小西円さん |
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12月10日(火) |
「世界を広げる言葉の学習 ー語彙と表現の教え方の工夫ー」 |
応用編 |
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1月7日(火) |
「関係を広げる言語活動 ーグループでの言語活動の工夫ー」 講師:米本和弘さん、谷啓子さん |
◆参加費 無料
◆定員 20人 ※多数の場合抽選。講座終了後スタッフ希望者を優先とします
◆申込締め切り <締め切り済み>10月30日(水)まで
※多数の場合抽選となり、10月31日(木)に当選結果をメールにてお知らせします。同日までにメールが届かない場合は、事務局までご連絡ください <国分寺市国際協会事務局☎042-505-6132(月~金曜、9:00~17:00 ※祝日は休み)>
講師紹介
新居 みどりさん(NPO法人 CINGAコーディネーター)
2011年よりCINGA職員として、外国人相談事業や地域日本語教育事業に従事。地元、三鷹市では民生・児童委員を務めているほか、ピナット外国人支援ともだちネットで、2009年より外国につながる子どものための学習支援教室のコーディネーターとして活動中。
齋藤 ひろみさん(東京学芸大学教授)
小学校・中学校の教諭として教壇に立ったのち中国に滞在。帰国後日本語教師を始め、中国帰国者定着促進センターで小中学生対象の日本語教育に取り組む。その後東京学芸大学国際教育センターで、国内の外国人児童生徒教育に関する研究・調査活動を本格化。現在は同大学教育学部に所属、「多文化教員」の育成に取り組む。著書に『外国人の子どもへの学習支援』(金子書房,編著)ほか多数。
小西 円さん(東京学芸大学准教授)
主に大学で留学生に対する日本語教育に従事し、日本語教師養成や日本語学・日本語教育学研究も行う。主な著書に『ミニストーリーで覚える JLPT日本語能力試験ベスト単語N3』(The Japan Times、共著)や『日本語コミュニケーションのための読解教材の作成』(ひつじ書房、共著)など。
原 瑞穂さん(東京学芸大学准教授)
Korea University(韓国)、上越教育大学を経て、現職。専門は日本語教育、国際理解教育、教員養成。新潟県の散在地域で教育委員会と学校と国際交流協会と協力しながら、外国につながる子どもたちも安心して過ごし、教科の学習や日本語を学べる環境づくりに携わってきました。一人では難しいことであっても仲間と一緒に知恵を絞り、動くことで、状況を変えていくことができると信じています。
米本 和弘さん(東京学芸大学准教授)
これまで日本、カナダ、香港、アメリカで年少者および成人への日本語教育に従事。主な著書・訳書に『The Great Japanese 30の物語[初中級]—人物で学ぶ日本語』(くろしお出版,共著)、『アイデンティティと言語学習—ジェンダー・エスニシティ・教育をめぐって広がる地平』(明石書店,共訳)など。
谷 啓子さん(東京学芸大学特任准教授)
子どもの日本語指導員、留学生への日本語授業を経て、現在は将来教員になる学生向けに日本語教育や異文化間教育の授業を担当、日本語支援者向け研修に関わる。主な著書に『こどもにほんご宝島』『やってよかった!子ども日本語アクティビティ』(アスク、慣習・共著)など。